オーストラリア原産で、その葉をコアラが食べることでも知られているユーカリ。
その種類は多く、変種まで含めると1000種類以上にもなるそうです。
牟礼小学校のユーカリの基本情報
小学校のシンボルとして大きく育った一本のユーカリですが、面白いのは樹が立っている場所です。中庭や校庭の外れではなく、校庭の真ん中にそびえ立っています。
指定区分 | 香川の保存木 |
指定名称 | 牟礼小学校のユーカリ |
樹 種 | ユーカリ |
樹 高 | 15.00m |
幹 回 り | 4.80m |
指定年月日 | 1978(昭和53)年3月23日 |
所 在 地 | 高松市牟礼町大町1560 |
香川県の公式サイト「香川の自然ガイドマップ」では、以下のように記載されています。
このユーカリは位置的に伐採されていてもおかしくなく、よく保存されたものだと見る者を感心させる。この木は、明治23年に植えられたものであり、樹齢は110年を超える。枝は若干切られているが、樹勢に問題はない。牟礼小学校の創立が明治20年であるから、まさにこの木は小学校と共に歩み、数多くの児童の成長を見守りつづけたと言ってもいいだろう。
香川県公式HP「香川の自然ガイドマップ」より
マップ
アクセス
【公共交通】ことでん志度線「大町」駅から徒歩で約2分
【自家用車】国道11号線を志度方面に東進し、牟礼町大町の交差点(歩道橋が目印)を右折するとすぐに牟礼小学校があります。
学校施設のため関係者用駐車場しかありません。自家用車での訪問はできる限り避けてください。
訪問レベル
★★☆☆☆(レベル2)
公共交通を使用して訪問することが可能ですが、保存木は学校敷地内にあるため、学校関係者の許可なく立ち入ることはできません。
保存木を見学する場合は、必ず学校関係者の許可を得てから敷地内に入るようにしてください。
『ユーカリ』ってどんな木?
オーストラリア原産のユーカリは、その葉をコアラが食べることで有名です。
種類の多いユーカリには、ユニークな形や色をした葉を付ける品種もあり、観葉植物などで利用されることもあります。
また、精油が取れたり、木材やパルプ原料としても使用されるなど多方面で利用される樹木です。
分 類 | フトモモ科ユーカリ属 |
別 名 | ー |
樹 高 | 種類により5mくらいのものや70m以上になるものがある |
種 類 | 常緑/広葉/高木 |
葉の特徴 | 細長い形や丸い形など、種類により異なる。 |
花と果実 | 白、ピンク、黄、オレンジ、赤などの花が咲く。花期は種類により異なる。 |
分 布 | オーストラリア原産で、鑑賞用や建築材などに利用するため世界各地で植えられている。 |
そ の 他 | ユーカリは種類が多く600種以上あり、変種を含めると800から1000もの種類になる。 ユーカリの葉はコアラの食物として知られているが、コアラが食べるユーカリの種類は限られている。600種を超えるユーカリのうち、コアラが食べるのは40種類程度しかない。また、コアラの生息場所毎で食べるユーカリの種類が異なり、地域ごとに14種類くらいである。 ユーカリの葉が放出するテルペンには引火性があり、森林火災の一因となっている。 ただし、森林火災によりユーカリの小枝や葉が燃え尽き、幹の表面が炭のように真っ黒になっても枯死せずに火災後2~3週間すると、真っ黒になた樹皮の下から新芽が出て若葉の束となり、やがて新しい枝が伸びてくる。 また、ユーカリの種子は森林火災を経験した後の降雨により発芽すると言われている。 |
現地レポート
訪問月:2016年6月
それでは、香川の保存木「牟礼小学校のユーカリ」を見に行ってみましょう。
ことでん志度線「大町」駅からは、国道11号線を横切る歩道橋を渡ればすぐに到着します。
校門脇にある注意表記に従い、インターホンを押してみます。訪問が日曜日なので先生が居られるといいのですが・・・。
運良く先生が居られたので、保存木を見たい旨を告げます。許可の確認待ちの間に校庭を見ると保存木のユーカリがありました。
「今日は休校日で児童がいないので、保存木を見るだけならいいですよ。」と許可を頂き、校庭に入らせてもらいました。運動場に立っているユーカリが、とても大きく感じられます。
樹の周囲には、ロープが張られ近寄れないようにしています。
これは、牟礼小学校のシンボルであるユーカリを守るため、木のまわりの土を踏み固めたりせず、ユーカリの根に水分と空気がいくようにしているためだそうです。
訪問時点で樹齢120年を超えるユーカリは、この場所で多くの児童たちの成長を見守ってきたことでしょう。
小学校関係者だけでなく、地域住民からも大切にされているユーカリです。これからも多くの児童たちを見守っていって欲しいものです。